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英語をネイティブの発音で話せるようになるには?練習法やコツも!

英語をネイティブの発音で話せるようになるには?練習法やコツも!

英語を話す時にあこがれるのはネイティブのような発音!どうすればネイティブのような発音で話せるようになるのでしょうか?英語と日本語の発声の違いや英語特有の発音、単語と単語の間にある自然な音声変化などがあることをご存じですか?ここではネイティブ並みに良い発音の人の特徴はどのようなことか、そしてネイティブの英語発音に近づく練習法やコツをご紹介します。


ネイティブの英語発音は国によって違う?

世界の二大英語と言われるアメリカ英語とイギリス英語があるということはご存じでしょうか。
同じ単語なのに違う単語に聞こえたりすることです。これは国によって同じ単語でも読み方(アクセントの入れ方)が地域によって異なって発音されているからです。
例えば、[can't] はアメリカ英語では「キャント」と聞こえ、イギリス英語では「カーント」、それから[Box] はアメリカ英語では「バークス」、イギリス英語では「ボックス」、[zebra] はアメリカ英語では「ズィーブラ」、イギリス英語では「ゼブラ」と発音されます。これらの国以外でも英語の発音(訛り)やアクセントはそれぞれのようです。
発音の観点からいうとカナダはアメリカ英語に近く、オーストラリアやニュージーランドはイギリス英語に近いと言われています。英語を第二ケ国語としているアジアやヨーロッパ、南米やアフリカなどの国や地域によって独特な発音の特徴があるようです。

英語の発音がネイティブ並みに良い人の特徴 4つ

1.大きな声ではっきりと話をしている

日本語と英語では、声の出し方が違うと言われています。日本語は、鼻やのどから声を出し、それほど大きな声で話さなくても音を出せますが、英語の場合は複式呼吸を使って口をしっかりと開けてはっきりと発音する英語特有の話し方(発声の仕方)が特徴と言えます。

2.英語特有の発音(フォニックス)の重要性を習得している

英語には日本語にない音が数多くあります。自分が知らない、聞いたことがない音を出す=発音することはできないため、発音(フォニックス)は重要だと認識しそのうえでしっかりと時間をかけてフォニックスを習得した人は、正しい音の出し方を理解したうえで正確に音を出すことが出来ています。

3.正しいアクセント・リズムで話している

日本語は発音の強弱やスピードを変えることがあまりない言語ですが、英語は特定の音節で強弱や速度に変化をつけたり、声を上げ下げし、調子を変えたりします。英語の発音が良い人は英語特有の自然なアクセントやイントネーションのつけ方を心得ています。

4.発音変化のルール(音の繋がりや消失)を理解している

英語は単語が組み合わさることで、単語と単語のつながりをスムーズにする音声変化をして発音されます。この音声変化のルールを知っていると単語と単語をぶつ切りに発音することなく、つながりを大切に滑らかに話しているところが特徴です。

ネイティブの英語が話せるようになる発音ルール 5選

1.発声法を知っている

日本語と英語では声の出し方が異なることをご説明しました。日本語と同じ発声法のままでは、正しい英語の音を出しリズムに乗ることは難しいです。
 英語ならではの発声法は、腹式呼吸での息の出し方や筋肉の使い方を正しく使うことが必要になります。

2.フォニックス(Phonics)を理解している

フォニックスとは、英語の「音」と「文字」の関係を指導する教授法のことです。英語には日本語にない音やよく似た音でも文字(つづり)が異なるなど、英語特有の法則があるため、この「音」と「文字(つづり)」の関係を学びことが必要になります。フォニックスのルールを学ぶと、「知らない単語でも正しく発音できる」「発音から正しいスペルを推測できる」などのメリットを得られます。またフォニックスを学べば、英語の正しい発音と文字を覚えられるので、「英語の発音をカタカナで覚える」とやりがちな日本語英語にしてしまう悪いクセも防げます。
間違えやすい音「r」と「l」の音は、フォニックスを理解することで、自身の発音が変わるし、聞き取りもできるようになるのです。

3.音声変化(リエゾン)ができる

音声変化とは、言葉が自然に話されるときにもともとの発音が変化することで、単語どうしがフレーズや文になった時に起こる音の変化のことを言います。単語どうしがつながって一つの音として発音される音声変化や、2つの音が重なり、新たな音になる音声変化、またはあるべき音が発音されない、あるいは聞こえにくくなる音声変化があります。単語と単語のつながりを意識して英語の「カタコト感」をなくせるものです。
<例えば…>
・take out「テイク アップ」→take の e とout の o がつながり、「テイカウッ」と音声変化。
・good night「グット ナイト」→good の d と night の t がなくなり「グッナイ」と音声変化
・cheap shop「チープ ショップ」→cheap の p がなくなり、「チーショップ」と発音変化
ネイティブの英語には自然に音声変化(エリゾン)が使われています。

4.イントネーションを習得している

イントネーションとは、声の上がり下がりの変化のことです。イントネーションの付け方によって意味や感情の伝わり方を変えることが可能です。
<例えば…>
・excuse me という単語では、me の部分の語尾を落とすと→「失礼します。」と伝わり、
meの語尾を上げると→「何と言いましたか?(聞き返し)」になります。また、excuse me! と全体を強く発声すると→「何を言っているのですか!!(怒っている)」といったように相手に伝わります。
同じフレーズを使って相手に伝えたいことや感情をイントネーションの使い方により変えることを習得しています。

5.アクセントを習得している

アクセントとは、英単語の特定の音節を強く発音することです。英語の辞書に「′」というアクセント記号が付いていますが、単語のアクセントの部分が正しいかどうかで相手に聞き返されることが変わります。

ネイティブの英語発音に近づく練習法やコツ 3つ

1.正しい発音をインプットする

ただ何となくネイティブの話す英会話を耳で聞いてそのまま真似するのではなく、1つずつの単語の発音をじっくり学ぶ方法が大切です。ネイティブが実際にどのように「音」を出しているのか、集中して聞き取ることで学んだ発音のルールや音の作り方をより深く理解できます。正しい発音を身につけてから、徐々に長い文章にしてスピードを上げて読んでいく方法が、効率的にきれいな英語を話せるようになります。

2.英語のリズムを掴む

複数の単語で構成された文章を正しいリズム・強弱で読む法則を理解し練習をすることです。英語のリズムを掴むために洋画や海外ドラマで話すスピードやアクセント、強弱、感情までも完璧に真似る練習です。ネイティブが話す英語には英語のリズムの法則だけでなく、話し手の意図によって重要だと思う部分が強調されたりします。
何度も同じフレーズを繰り返して発音することで、徐々に自然な英語の抑揚や音の繋がり・消失といったルールを身に付けられます。

3.実践的な英会話で練習を重ねる

練習相手として英語の発音がきれいと言われている国の先生を選ぶことやアメリカ英語を身につけたいのか、イギリス英語を身につけたいのかによっても変わりますが、できれば英語が母国語であるという講師と練習をすることをお勧めします。ある程度スラスラとできるようになったら「ネイティブの音声」と「自分の音声」を聞き比べてみましょう。マネできているつもりでも客観的に聞き比べてみると違いが判り改善点を見つけられるでしょう。

ネイティブの英語発音練習のおすすめ教材

英語学習において発音練習は「土台」のような役割をもっており、発音練習の基礎がしっかりできていなければ、どんなに英語を勉強してもネイティブの英語発音に近づくことは出来ません。スポーツや音楽の世界でも、上手な選手や演奏者ほど基礎がしっかりできているのと同じです。
発音が重要だと認識したうえで、しっかり時間をかけて、まずは1つずつの単語の発音方法をしっかり学ぶ方法として、おすすめなのが「フォニックス」教材です。
英語話者ではない日本の方にお勧めの教材は、「ジョリーフォニックス(Jolly Phonics)」です!!
ジョリーフォニックスは、シンセティック・フォニックス(Synthetic Phonics)を採用し、系統的に組み立てられたカリキュラムになっています。
従来のフォニックス(アナリティック・フォニックス)のようにたくさんの単語を知っている必要がなく、英語の発音を知らないという状態からでも始められる教材です。
シンセティック・フォニックスは、1つの文字に1つの音を教える指導法で、日本の国語の際に習う「ひらがな」をと同じ教授法だから、文字(つづり)と音をいくつか習った早い段階から既習の文字で作った単語(2文字や3文字)を読み書き出来るようにしていき、ブレンディング(一つ一つの文字の音をくっつけて単語を読む)やセグメンティング(単語に含まれる一つ一つの音を認識し分解すること)、2文字で1つの音を作るつづりやひっかけ単語(不規則なつづりの単語)も混乱しないよう系統立て学びます。
この「ジョリーフォニックス」を学ぶことで、基本の発音練習ができます。

↓こちらの記事もご覧ください↓

   ・ジョリーフォニックスの教え方とは?ポイントの徹底解説!

   ・大人もフォニックスで学ぼう!勉強法やおすすめ教材もご紹介

英語をネイティブの発音で話せるようになろう!

私たち日本人の英語教育はアメリカ英語が主流のため、アメリカ以外の国の人の言葉を聞き取ることが難しいと感じることがありますが、自分自身が発音を良くすることで発音できる音が多くなれば、国によってアクセントの違う単語も聞き取れるようになるでしょう。
モゴモゴとした話し方にならないよう、これまで学んだ発音のルールを思い浮かべて、はっきりと大きな声で話すことを意識し、何度も繰り返し練習をしましょう。
またアプリに搭載された「音声判定機能」を使い、自分の発音チェックに使ってみるのもよいと思います。発音練習によって「ネイティブのような英語」や「伝わる英語」にすることで、英語への自信がつき英語に対するモチベーションも上がり、物おじすることなくネイティブとの会話を楽しむことが出来るでしょう。

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